呑み友達の和尚さん
私の知り合いに和尚さんが居る。
近所の飲み屋さんでの呑み友達。かなり年下。
久しぶりに会って、”お遍路に行ってきましたよ”というと
フムフムと、聞いてくれるので
(私)かくかくしかじか・・(和尚)そもさん、せっぱ・・
とは言わなかったが、バスの下りやお経も読めなかった話をした。
和尚さんからは、2つだけ。
数珠は持って行くこと、できれば煩悩の数108個の珠のもの。そして、短いのでせめて般若心経は唱えてほしい。
まだ3番までだから、一からやり直し!
ということになった。
数珠は以前から輪王寺で頂いたものがあるので、それにすることにして、あとは教本だけと思っていたが、ろうそく、線香、納め札・・・など揃えて、
いざ出発。
近くの神社で、旅の安全をお願いして・・・あれ、輪抜け様の輪がまだ残ってる。
もう少ししたら、ラジオ体操の時間だ。
パラパラと走って、いつもの吉野家でいつものやつを朝ご飯。
いまはスタンプを押してくれて、お椀だのお箸だのくれる。ウチにもお箸や湯飲みがたくさんある。
腹ごしらえができたら、前回と同じコースで
根曳峠まで来た。
ここから、旅の出発だから、旅の安全は神様に頼るだけじゃ無く自分でもやらなくちゃ行けないから、ここで肘当て膝当てをする。
本当は胸当てもあり、一番大事なのだが、さすがに嵩張るのと暑いのとで勘弁して貰ってる。
俳優の萩原流行さんがハーレーダビットソンの883(通称パパサン)スポーツスターに乗っているとき、警察車両に接触され転倒したところを胸を後続車両に轢かれて亡くなった(少なくとも奥さんはそう訴えて居る)
もし胸当てがあれば死は避けられたかも。
バイクは圧倒的に膝や肘のけがが多いが死亡事故の原因は胸部だそうだ。